熱エネルギーシステム学
宮良研究室



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- R410Aの細径水平管内の熱伝達に関する研究 -

 エアコンや冷蔵庫などの冷凍・空調機器は、冷媒を凝縮・蒸発させ周囲環境との間で熱交換を行うもので、機器の効率は冷媒の種類に大きく左右される。これまで使用されてきたR22等のフロン系冷媒がオゾン層破壊などの環境破壊の一因になるとして、現在の冷凍・空調機器には、代替フロンの混合冷媒であるR410Aが主に使用されている。一方、熱交換器の小型化の観点から、伝熱管の細管化や、伝熱管の内面に溝をつけた溝付管などの伝熱促進管の高性能化が求められている。
 本研究では、R410Aを用いた冷凍・空調機器において「環境調和」「省エネルギー」「小型化」という3つの要求を満たすため、細径水平管の伝熱特性と圧力損失特性を測定し実験データの解析を行っている。図1、2に実験装置を示す。

図1 実験装置サイクル概略 図2 凝縮器外観