熱エネルギーシステム学
宮良研究室
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- 二相流エジェクターを用いた冷凍サイクルに関する研究 -
冷凍機・ヒートポンプの効率を向上させるためには、不可逆損失の低減が重要である。従来の圧縮式冷凍サイクル(図1)では、膨張弁での等エンタルピー過程において不可逆損失が生じる。そこで、二相流エジェクターを用いた冷凍サイクル(図2)では、膨張弁をエジェクターに置き換えることで、不可逆損失を運動エネルギーとして回収し、このエネルギーを冷媒蒸気の昇圧に利用する。これにより、圧縮機への負荷を低減し、サイクルの効率を向上させることができる。
本研究室では、エジェクターによるサイクル効率の向上率を計算により求めている。また、混合冷媒を用いたエジェクターサイクルの研究も行っている。
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図1 圧縮式冷凍サイクル |
図2 エジェクターサイクル |